本当のさよなら


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ただ僕より先に死なないでほしいと歌ったひとがいた、すごくわかると思っていた。けれども私は今の彼を幸せにしたいとか、絶対に守り抜くとか、なんだかか弱き女らしからぬ願望ばかり携え、彼より先には死なないと決めている。彼を泣かせたり悲しまてはならない、彼が幸せならば私も幸せである、いつも元気でそばにいてくれればいい。

幸せにしてくれてありがとうと思う。

 

 

 

あんなにちょろくて弱くて死にそうだった私はどこへ消えたのか、投げる先のない文章を書き連ね、悲しみの歌に自らを投影し、追憶の海に沈む夜はもう来ないのか、来ないのだろう、来ないでください!!!

 

でもこの間彼がいない夜は泣いて眠れなくてロマンスドール観て更に泣いて目が腫れてしんどかった。私があなたをいつまでもまもるので、いつもいつも、ただいつもそばにいてください。という気持ち。

 

優しいところ、薄いおなか、長いまつげ、小さなおしり、寝起きの低い声、おどけて踊るおしり、臆病な目、きれいに伸びる指、賢いところ、笑って下がる目尻、弾むように走るおしり。大きな足もかっこいい脚もすべやかな肌も、全部大好き。