その翌朝、慌ただしく乗った電車の中でぼんやりと考えたこと

 

 

 

良いことも悪いことも全部経験したい気持ちがある、中にはさっと手を離してしまうものもあるしどれだけ手を伸ばしても抱えられる量には限りがあるけれど、そうすることで私の輪郭をはっきりさせられると思えば、すべて無駄ではないと思うし、多分そうすることでしか私は私を理解できない。これは、ある種の諦めのような感情。

回り道は厭わない姿勢、それが私のファイティングポーズ。実体験だけが私を大きくする。いや、時には小さくするのかも、よくわからないけれど