年々生きることの難しさを思い知り、私の大切な人、その周りのみんな、生きていてくれればいいと願うことが増えた。
元気でなくとも。健康でなくとも。
生きていてくれさえすれば。
身勝手で残酷な願いかもしれないな、とこれは文章に起こしながら思ったこと。
多摩川では今日も秋の虫たちがせわしなく鳴いている。秋だ、夏はとうに過ぎたなどと考えているいまも先日抜いた親知らずのあとが痛む。時間の進みが速いようで遅い。
先月から進まない保険の申請、そのあいだに親友の子供は体重を2倍にも増やしたという。
私の時間軸と世間のそれがまるで合っていない。浦島太郎になりそう。
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全部大切にしたくて全部掴みきれない感覚。全部愛しているのに全部伝えきれない感覚。一生これは続くのかな。苦しくて泥の中にいる気持ちになる。
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