ちくわときゅうり、缶チューハイの話

 

 

 

いやはや、いくつになっても缶のハイボールを美味しく感じられない。永遠なのか。そう感じながら次の瞬間咥えたちくわが、思いのほか美味しくて驚く。同時に、きゅうりが入っていてくれたら良かったと思った。もっと美味しかったのに。

あまり好きではないきゅうりのことを、かなりポジティブな方向で思い出した。

これが私ときゅうりの距離を縮める、もしくは永遠に遠ざける、決定的瞬間だったかも。

そのあとしばし、これまでにかかわりあった友人と重ねたりして笑いました。私ときゅうり、永遠に平行線の二人が、しかし水面下で限りなく近づく瞬間について。