木曜日(金曜の早朝まで夜ふかし

 

 

 

食費700円、お酒300円くらい

 

 

 

少し前から、テラスハウスの鎌倉編を観てる。高校生か大学生かそれくらいのときにみてて、1番印象に残ってるのはみーこと大樹くんのあたり。

43rd weekでやっとあの公園のシーンに辿り着いて、感動してる。こういうのってたまにある。車に乗っていて景色に見覚えがあるとか、初めて降りた駅のまわりを歩いていてもそう。別になんてことないけれど、そういう小さな感動は私の日々に少し潤いのようなものをくれるように感じている。

 

 

 

それはそうと、わたしが少し前まで付き合っていた彼と、どうしても結婚できなかったことについて少し考えた。私から別れてくださいとお願いした。付き合ってから、5年近くの歳月をともにした彼に。

理由について大きく言えば、愛が足りなかったとか、覚悟ができなかったとか、そんなところ。けど、少しほぐして考えてみたら、理由は多分2つだった。もう同じことは繰り返したくないので記録する。

 

 

 

理由①面白そうだと思えなかった

 

ふざけていると思われるかもしれないけれど、私としては至って真面目な理由である。

これまでの人生を「面白そうか、ドキドキするか」という基準で選び取って生きてきた私としては。

 

彼とは長く一緒に暮らしていくこと自体は、そう難しくないと思っていた。

事実、彼は家事を進んで行うし(分担は双方の得手不得手をふまえ5:5くらいで、理想的だった)深酒しない・ギャンブルしない・タバコ吸わないの三拍子が揃っていたし、仕事は好きじゃないけど責任感から真面目にこなす(私にはそう見えた)、大変結婚向きの男性だった。休日はゲームに明け暮れ、オタク寄りのアニメを好み、時々ピクサーの新作を観に映画館へ出かける。浮気はしそうにない。

 

私はといえばお酒が大好き、完全なアウトドア派、ゲームはほぼ全て苦手、好きな映画はスパイ映画とゆるゆるの邦画。

全然合わないし歩み寄りもうまくいかず、なんの広がりもない、セッションから何も生まれない二人だった。

 

だから、彼といる未来に少しもドキドキしなかった。面白そうだとは到底思えなかった。それが全てだった。

 

この件についてネットで色々とコラムを読み漁れば、この世の中で主婦をなさってる諸先輩方が往々にして「結婚ではそういうのがうまくいく」と断言していたりする。

 

本当に?絶対飽きるよね?彼を一生愛せないのに幸せになんてしてあげられないし、つまりは私も幸せになれなくない?

 

そんなのは単なる贅沢だ、と友人にも散々愛ある罵りを受けたけど。

たしかにな。わかるけど。

人生を面白くするのは自分自身だから、結婚相手に面白みのすべてを託すのは間違っていると思うけれど。

 

そういえば、彼と付き合ったときだけは、「面白み」ではなく「安心感と穏やかさ」で選んだのだった。

 

あれ、私最低なんじゃないか。

もう、どうにもならないけど。

 

 

 

 

 

理由②夫婦別姓について考えてもらえなかった

 

そうそう、そもそも私は夫婦別姓を提案したことさえあったほど、彼の名字になりたくなかった。

 

これについても、友人に驚かれた。もちろん彼にも。そんなことで!?結婚を!?諦めるだと!?って。

そんなに小さいことだろうか。

私の気持ちになって考えてほしかった。

 

そう、(友人はいいとして)彼はこの相談に、取り合ってもくれなかった。

それどころか、「なんで俺は何も悪いことをしていないのに、名字をそんなふうに言われなければならないのか!!!それに俺は長男だし!!!姉さんは結婚して名字変わったし、守らないといけないんだ!!!」と怒られてしまった。

 

本当に?日本にたくさんいる名字トップ5に入るその名字を?守る必要が?どこにある?どこに???

その頃は、思考停止してしまっている彼に少し幻滅したりした。

 

でもあまりに怒るから、「そうだね。でも私も、何も悪いことをしていないけどそんな名前になっちゃうじゃん。それはいやなの。すごく。」とは言い返せなかった。

そしてそれ以降その話題に私から触れるのはやめたのだった。

 

が、喉に刺さった小さな魚の骨みたいに、時折思い出しては考えていた。病院に行くたび、転職するたび、この名前について恥ずかしく思うなんて。

 

その未来につくであろう溜息と、彼の態度に、どうしても納得できなかった。

でもこうして書いてみると、彼は彼のことばかり考えていたように感じていたけど、私だって私のことしか考えられていなかったなあ。

 

 

 

考察

長くなったけれど、こう考えると色々できることはあったのかもしれないな。もう遅いけど。

①についてはもっと早くから気づいていたし、別れるならさっさと別れればよかったと思う。彼に、かなり悪いことをした。

結婚を前提としたお付き合いをしたつもりでいたが、結局私は「自分がどんな人と結婚したいのか」見えていなかったのだった。

あと、それなりに選り好みするタイプなのだと分かっていなかった。10:0で私が悪い。

 

②については、どうするのが正解だったのかわからない。ただ、今は彼の名字にならなくて済んだことに、少なからず安心している。

今後は結婚後の自分の名前の語感まで考えた上で愛せる人に、お付き合いをお願いしないといけない。

 

 

 

長くなったけれど、結婚についてはそんなところ。世間ではコロナ婚なども話題になっていたようだけれど、確かになんとなく結婚してしまえば、うまくいくこともあるだろうと思う。

 

今後はぜひ5年なんて実に誠実だが長たらしいお付き合いはせず、「んー大好き!愛してる!結婚しよ!」って勢いで結婚したいです。正直失敗しても、いいんじゃないかと思う。疲れそうだけど。

 

なんて、仕事するために夜ふかししたが、大抵こんなふうに色々考えて、煮詰まったりして、効率としては最低。

もう朝だし。

コーヒー入れてなんか、やるか。