深海と浅瀬を行ったり来たりして、気がついたら見知らぬ海にいる夢 そのころにはもうここが海なのかどうかもわからない ただ月は1つであるということだけいつまでも忘れられないまま そして約束は守られないまま 掴みきれない幾つもの波 美しい魚たち 水の匂いとパールのネックレス あなたを消した朝 存在しなかった私 飲みかけのビール 折れた翼 はじめから終わりまでのすべて いずれ砂になり風に巻かれておしまい